カンボジア旅行の魅力!おすすめ観光地や治安など7つの評価でまとめて紹介
カンボジア王国
(Kingdom of Cambodia)
見どころ | 5点 | アンコール遺跡群は素晴らしい | |
体験 | 2点 | アンコールワットだけでok? | |
治安・安全 | 2点 | 治安はよくない。警戒が必要 | |
食べ物 | 4点 | 米・麺・魚・スイーツ | |
清潔さ | 3点 | そこそこ清潔 | |
人の良さ | 2点 | 素朴な人も危険な人も多い | |
物価 | 5点 | 物価は安い。USドルとリエル |
アンコール遺跡群を心ゆくまで堪能しよう! それだけでもカンボジアに訪れる価値は十二分にある。
他にもカンボジア旅行では人間の恐ろしさ、人類の負の遺産も目の当たりにできる……。
カンボジアの見どころ・観光地 5点
アンコールの遺跡群(世界文化遺産)。カンボジア旅行はもうこれだけでもいい!とさえ思える。文句なしの5点。
アンコール遺跡群は最高! だが、全部見回るには時間が掛かる
カンボジアの象徴ともいえる世界遺産のアンコール・ワット。城壁に囲まれたアンコール・トム。バイヨンの回廊。
アンジェリーナ・ジョリー主演の映画『トゥームレイダー』のロケ地にもなった、神秘的なタ・プローム。
美しい夕映えを鑑賞するのにぴったりのプノン・バケン。郊外に点在するパンテアイ・スレイなどの遺跡の数々……。挙げていくときりがない。
この遺跡群を観る、聞く、匂う、感じる、体験する。カンボジアに行く目的はそれだけでも十分だ。
アンコールの遺跡群を訪れる時には、どうしても時間が無い場合を除いてチケットは必ず3日券か7日券を買おう。
1日券もあるが、ここまで来て1日しか見ないのはもったいない。なにせ規模が大きいので1日だけでは時間が全く足りない。3日でも足りないくらいだ。
チケットの値段は、
- ●1日券:37USドル
- ●3日券:62USドル
- ●7日券:72USドル
2018年6月時点。ときどき値上げがあるので注意。
ちなみに夕日スポットのプノン・バケンは最近では入場制限がある。1日300人までしか入れないようになってしまった。16時ごろには到着しないと厳しいだろう。
アンコール以外では、最近はリゾート施設やゴルフ場などもあるようだ。プノンペンや国境地帯(ポイペト)にはカジノもある。シアヌークビルまで行けばビーチリゾートも楽しめる。
プノンペンの見どころ。鬱々します
プノンペンのキリングフィールドやトゥール・スレン虐殺犯罪博物館もカンボジアならではの見どころ(この言葉はふさわしくないかも)だろう。楽しむような見どころではないが。
キリングフィールドでは人骨、髑髏の山を見ることができる。ポル・ポトの時代に処刑された人々だ。ここでは何人死んだ、といちいち説明の看板がある……。
トゥール・スレン虐殺犯罪博物館は、かつて数々の拷問が行われた現場。元々は高校の校舎だった建物が刑務所として使用されていた。
学校の教室で拷問が行われていたという事実が気持ち悪い。水責め、爪・皮剥ぎ、電気ショックと様々な拷問がバラエティ豊かに行われていたらしい。
教室には写真がズラリと並べられている。皆死んでしまった人達だ。笑っている写真の人は死ぬ前にどんなことを考えていたのだろうか。
私はここを見学した後なんだかパワーを奪われたような気分になった。しんどい。人間の残虐行為の証拠だ。
2つめの世界遺産、プレアヴィヒア寺院
プレアヴィヒア寺院。この世界遺産はタイとの国境にあってどちらの国に帰属するかで緊張が続いていたが、2015年から一般公開が開始されている。
シェムリアップからの日帰り観光も可能だ。聖堂の先、断崖絶壁になっている山頂からは素晴らしい眺望が楽しめる。
古代イシャナプラの考古遺跡サンボー・プレイ・クックの寺院地区
カンボジアの3つめの世界遺産。こちらは2017年に登録された。
サンボー・プレイ・クックは「豊かな森の寺院」という意味。アンコールの遺跡群よりさらに古い時代の寺院群だ。
カンボジアの体験 2点
アンコール見学がカンボジア最大のエンターテインメントでありアクティビティ。それだけでいいんじゃないだろうか。2点。
自転車+アンコールワット
私は自転車を借りてアンコール遺跡群を駆け回った。自分のペースで自由に動けるというのはいいものだ。
早朝からアンコールワットをバックに美しい日の出を見学し、自然と一体になった遺跡群や森の中を自転車で走りぬける。気持ちいいのでオススメ。
ただ、水分補給に気を配って日が落ちきる前に街に帰らないと危ない。
私はあまり水を飲まずに夢中でサイクリングを続けていたのだが、体が上手く動かせずふらふらな状態になってしまった。
まずい!と感じて水を購入。飲んでしばらくすると体調は回復した。暑い日の水分補給は超大事!
また、治安は悪めなので夜に人気のない道を自転車で走るのは勧められない。
サンセットを眺めてから自転車で街に帰るとどうしても薄暗くなってしまう。暗いと行きがけに通った道でも分からなくなってしまいがち。危ないので止めておいた方がいいだろう。
遺跡巡り以外の体験は?
トンレサップ湖のクルーズや、伝統舞踊のアプサラダンスショーなどもある。最近ではシェムリアップのパブ・ストリートも人気。オールドマーケット近くのエリアで、多彩なバー、カフェ、レストランが集まっている。生ビールも飲める。
カンボジアの治安・安全 2点
全体的な治安は悪め。2点。
シェムリアップの治安はそれなり
アンコール観光の拠点となるシェムリアップは比較的治安はいい。
日本ではないのでひったくりなど注意は必要だが、世界中から来た観光客がたくさん歩いていることもあり日中は危険を感じるようなことはないだろう。
ただし、アンコール遺跡群でのサンセット見学の帰りなど日が落ちてからは要注意だ。
プノンペンの治安は悪い。雰囲気悪し
シェムリアップに比べると首都プノンペンは治安がかなり悪い。
日中に外を歩いていても雰囲気の悪さは分かりやすいかと思う。肌感覚で分かるのではないだろうか。具体的には街を歩いている人たちの目つきなどが違う。
セントラルマーケット周辺はトラブルが起こりやすいので要注意。夜は信頼できるホテルのタクシーで移動して、徒歩では歩き回らない方がいいだろう。
人気の無い暗い場所は絶対に歩かないよう気をつけよう。レイプや強盗などの凶悪犯罪も多く、お隣のタイやラオス、ベトナムに比べても危険度は高い。
また通常の観光客は訪れない郊外には未撤去の地雷も残っているので注意。
カンボジアの食べ物 4点
おいしい。4点。
東南アジア諸国の例に漏れず、お米が主食。ソムロー(スープ)とご飯の組み合わせが基本。
そして、東南アジア最大の湖・トンレサップ湖で採れる魚がカンボジア人の主要たんぱく源になっている。他にも麺類やスイーツなどもある。食べる場所は屋台や食堂、レストランなど。
麺は安定のおいしさ
米からできた麺のクイティウはどこでも食べれて安定して美味しい。
豚骨ベースのさっぱりスープの麺類だ。すだちやライムを絞って味に変化をつけて食べるとまた美味しい。小腹が空いたときにもいい。
屋台やレストランなど食べる場所によって値段は大きく変わるが、安いところで1ドル(100円前後)程度から食べることができる。
野生の鶏はおいしかった
私が食べたものの中では何気なく食べた鶏肉料理(deep-fried chickenと英語のメニューには書かれていた)がめちゃ旨かった。身の引き締まったチキンがおいしい!
カンボジアではその辺に鶏がうろうろしていて、そういう鶏をそのまま料理に使っているようだ。地鶏みたいなものだろう。ブロイラーとは味が違った。
他にはアモック・トレイ(雷魚のココナッツミルク蒸し)や、バーイチャー(クメール風チャーハン)、ソムロームチュー(酸っぱ美味しいスープ)なども美味しい。
スイーツはかぼちゃプリンがイチオシ
甘い物ではバナナやサトイモ、寒天などが入ったココナッツミルクがおいしい。
他にも色々食べたがカンボジアのデザートではかぼちゃプリンのルパウ・ソンクチャー(lpov sangkya)が一番好き。
カボチャの種をくり抜いて、アヒルの卵をプリン状にしたものを詰めて蒸したデザート。濃い味の甘さでとてもおいしい。
カンボジアの清潔さ 3点
それほど汚くはなく、そこそこ清潔。3点。
水道水は飲まないこと。ペットボトルの水を飲もう。
カンボジアのトイレ
いいホテルに泊まっていれば清潔で快適にすごせる。
アンコール遺跡観光中にトイレに行きたくなった時はツーリスト用のトイレがあり、それなりに綺麗に整備されている。
とはいえアンコール遺跡群は巨大なので、近くにツーリスト用トイレが無い時もある。そういう時は周辺の食堂などでトイレを借りるしかないだろう。
清潔さは……もうギャンブル。当たり外れが大きいので天に祈ろう。
東南アジアに共通だが、トイレットペーパーはそのまま流せない場合が多い。使用後のペーパーは備え付けのゴミ箱に捨てよう。詰まってしまうので。
抵抗がなければ現地の人たちと同様に水を使ってキレイにするといいだろう。
埃対策が必要かも
季節にもよるのだが、カンボジアは埃っぽい場所が多い。
バイクタクシーの運転手などはよくマスクをしている。クロマーというカンボジア式のスカーフで口を覆っていることも多い。
風が吹けば埃が盛大に舞い散る。マスクがないと埃を吸い込んでしまう。地元の人たちはそういうことをよく知っている。
喉や気管支が弱い方はマスク必須だろう。現地でもマスクは購入できる。
お腹を壊したときには
日本のように清潔ではないのでお腹も壊しやすい。お腹の薬は持っておこう。
『もう10回以上トイレで出してるのに全然治らない!』のように酷い下痢の時は病院へ。
細菌性の下痢や赤痢の場合は日本で売ってる市販の胃腸薬では効果が薄い。正露丸も効きない。
不安な方は旅行前にお医者さんに相談し、抗生物質を処方してもらうのがいいだろう。
カンボジアの人と言葉 2点
人は良いとは言えない。2点。
カンボジア人には、素朴で優しい人達もたくさんいる。ただ残念ながら、外国人観光客から少しでも多くの金銭を奪い取ろうとする輩がたくさんいる。注意せざるをえない。
ホテルの従業員やバイクタクシーの運転手の中にも危ない人達がいる。タチの悪い物乞いや客引きも多い。
性格がどうとかではなく、皆生きるために必死なだけなのかもしれないが……。
悪:両替屋に案内してくれた少年
初めてカンボジアに来た時のことだ。私はまだ慣れてなくて、どこで両替すればいいのかが分かっていなかった(USドルがそのまま使えるので今思えば両替する必要もなかった)。
カンボジアの通貨が欲しいと思って両替場所を探していると、13~14歳くらいの少年が英語で「チェンジマネー?」と声をかけてきてくれた。
親切にも両替屋さんに案内してくれるというのだ。純朴だった私はその少年に案内してもらって両替を行った。1$=2000リエルで20$両替。40000リエルゲット。
で、ホテルに戻ってガイドブックを読んでいると、1$=4000リエルの文字が。倍だよ! ひでえレート! なんであの時両替断らなかったんだ怪しさ感じてたのに!くそっ、悔しい。
あの少年は私のことを「いいカモだ」と馬鹿にしてたろうな。はらわたが煮えくり返る。
悔しかったなあ。まあ、あの少年も生きるのに必死なだけなのだろうけど。この時私は1000円ほど損しただけで済んだが、人気の無い場所に連れて行かれて身ぐるみはがされるということも有り得た。
勉強代で済んで運が良かったと思う。
悪:バイクタクシーの運転手
カンボジアではバイクタクシーが日常的に使われており、私も何度も使った。その中で一度だけあやうい目にあったことがある。
基本的に外国人にはふっかけてくるのでボったくりはよくある。私の場合は後出しボったくりだった。
中年男性の運転手と乗る前に交渉し、相場どおりの値段で交渉成立した(と思ってた)。2~3$だったと思う。そこまでは良かったのだが、バイクに乗って走り出した後で「テンダラー!(10$!)」とか言い出しやがった。
もちろん拒否するのだが、やりとりしている間にもバイクは走っていく。そしてだんだん目的地から外れた方向へ進んでいく。これはマズいと直感したので、車体を揺らしたりお金を払うそぶりを見せたりして何とかバイクを止めた。
バイクから降りて5$札を押し付ける。ゴネていたが無視。反対車線へ走って逃げる。別のバイクを止め、1$札を出して走ってもらう。こちらのバイクの青年は気のいいお兄さんで、無事にホテルまで到着することができた。
距離を考えると1$でもちょっと高かったけど、助けてくれたんだからもっと渡してもよかった。その後も私のことを色々と心配してくれていたし。ありがとう。
この時は5$札と1$札しか持ち合わせがなかった。他は100$とか。小額紙幣が無いと、いざこういう時に困ってしまう。こんな場面めったに無いだろうけど。
良:プレ・ループの青年
美しいサンセット(夕日)を見ようとサンセットスポットで有名なプレ・ループ遺跡を訪れていた。プレ・ループは急な階段を登った上にあるのだが、このふもとには観光客目当ての商店・食堂がいくつかある。この店に居た少年が印象に残っている。
英語が達者で「飲み物どう?」果物おいしいぜ?」「ココナッツ最高?」「ビール美味いぞ!」と売り込みにくるのだが、話上手でさわやかだからか鬱陶しく感じない。ちょっと感心した。何も買わなかったのだが。
この少年、プレ・ループの上にも登ってきてサンセット目当ての観光客にビールを売って回っていた。かしこい。日本や外国にも行って見たいと話していたが、ビザや費用を考えると不可能に近いだろう。
こういう少年が外の世界を見てみたいという好奇心に溢れていても、外国になんてまず行けない。行こうと思えばどこにでも行ける自分は恵まれてる。そんなことを考えさせられた。
英語はあまり通じない
言語はクメール語。一般のカンボジア人には英語はあまり通じない。しかしシェムリアップは世界的な観光地なので、この街のホテルやレストラン、アンコール周辺では英語はよく通じる。
もちろん英語が通じない人もたくさんいるが、そういう時にも誰かが英語を話せる人を連れてきてくれたりする。
日本語は基本的に通じないが、日本人旅行者がよく訪れるホテルでは話せる人もいる。金品目当ての輩も多いので、知らない人に親しげに日本語で話しかけられても無視するのが無難だろう。
数語のカンボジア語を覚えておくだけで旅行が楽しくなる。
- チョムリアップ・スオ(こんにちは)
- オークン(ありがとう)
- ポンマーン(いくら?)
この3つだけでも覚えておこう。
カンボジアの物価とお土産 5点
物価は安い。5点。
カンボジアの物価と両替
通貨はリエル(៛)。通貨コードはKHR。
1USドル=約4010リエル。1円=約37リエル(2019年1月時点)。4000リエルで100円強と考えておけばいいだろう。
シェムリアップやプノンペンならばATMも有るので、クレジットカードのキャッシングや国際キャッシュカードで現地通貨を引き出すことができる。
ただ、カンボジアのATMはたいてい手数料が掛かる。現地ATMの手数料+カードの手数料が引かれるので、日本で円をUSドルに両替して持って行く方がお得なことが多い。
通貨はリエルだが、USドルがそのまま使用できる。極端に節約したい場合以外はリエルに両替する必要は特にない。USドルの小額紙幣を多めに持っていれば問題ないだろう。ドルで払ったあとの小さなお釣りがリエルで戻ってきたりする。
ペットボトルの水1本が30円~で購入できる。
クイティウなどの軽い麺類なら、庶民的な屋台で1~2ドル(110円~220円)で食べることができる。ツーリスト用の綺麗なレストランなら500円~。
安いゲストハウスのドミトリーなら200円程度から泊まれたりと、物価そのものは安い。
もっとも、安全で過ごしやすいホテルに泊まりたいのなら20ドル以上のホテルに宿泊する方がよいだろう。
ショッピングカンボジア
ショッピングに関しては、隣国タイのバンコクのようなきらびやかな巨大ショッピングモールはほとんどない。ラッキーモールのような少し大きめのショッピングセンターくらいだ。
2014年にプノンペンにイオンモールがオープンしている。私は行ったことはないのだが、かなり巨大な建物らしい。カンボジアにイオンって、想像が難しい……。
おみやげを探したいなら、地元の人たちが作るカンボジアの名産品(シルク製品、民芸品・工芸品などの雑貨、コショウなど)をそれぞれのショップで買うのがいいだろう。
寄付なども
カンボジアを好きになったのなら信頼できる機関やNGOに寄付をするのもよいかもしれない。まだまだ貧困に苦しむ人たちがたくさん居る。浮浪児がズタ袋を背負ってゴミを集めている光景などもありふれている。
カンボジアのおすすめホテル
シンタ マニ クラブ (Shinta Mani Club)
“the king of exotic luxury resort”(エキゾチック・高級リゾートの王様)として名高いデザイナー、ビル・ベンズレーが手がけたホテル。シェムリアップの楽園リゾート。
ホスピタリティ。スタイリッシュな内装や食事などもよいのだが、何よりもそのホスピタリティが絶賛されている。細やかな心配りに満ちた笑顔のスタッフ達は、世界の高級ホテルのレベルをも超えるとの評判だ。このホテルに泊まりたいが為にカンボジアに行く、という人もいるほど。
おしぼりやミネラルウォーターのサービス。アーリー、レイトチェックインサービス。プールにスパやマッサージ。そして、インテリアに彩りを加える蓮の花と、快適にすごすためのサービスも充実している。
「シンタ・マニ」はサンスクリット語で「よき行いをする」という意味。
カンボジアのおすすめオプショナルツアー
アンコールの郊外の遺跡や、世界遺産のプレア・ヴィヒアはツアーでは訪れない場合がある。そういう離れた場所にある遺跡にも行きたいなら、オプショナルツアーを申し込んでおくといいだろう。
カンボジアの基本情報:費用、アクセス、服装、チップ他まとめ
カンボジアってどこにある国?
カンボジア旅行の費用はどれくらいかかる?
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カンボジアへのアクセス
成田-プノンペン間の直行便が1日1便運航されている。所要約6時間。
アンコール遺跡群のあるシェムリアップへの直行便はないので、タイやベトナム経由で行くのが一般的。
カンボジアへの入国・時差
ビザ(査証)が必要。ツアーの場合は旅行会社が取得してくれているだろう。自分で取得する場合は業者に頼む、もしくは日本のカンボジア大使館や名誉領事館でも自分で取得できる。
現地の国境や空港で到着時に取得することも可能だ。入国時にパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上必要。
日本との時差はマイナス2時間。日本が正午の時はカンボジアでは10時。
カンボジアの気候と服装
旅行のベストシーズンは乾季の11月上旬~1月下旬だ。雨はほとんど降らず暑さもまだマシで、旅行しやすい季節。
4月~5月は暑季で最高気温が40度を超すこともある。暑い時期だ。
6月~10月は雨季で、雨量が多い季節になる。
年間を通じて高温多湿。日差しもきついので日焼け対策が必要。カンボジアを訪れるならアンコール遺跡群を見学すると思うので、その時には帽子も必携だ。
服装はカジュアルで大丈夫。高級ホテル、高級レストランに入るなら襟の付いたシャツやワンピースくらいは着ておくといいかもしれない。
カンボジアの電気事情
カンボジアの電圧は220V、50Hz。電圧が日本と異なるので海外対応の家電製品でなければ使用できない。
また、コンセントの形状はA型(日本はこれ)とC型の複合型が多い。SE型の場合もある。念の為マルチ電源プラグや変換プラグを持っていくのがよいだろう。
最近の携帯電話・スマホやデジタルカメラは大抵は海外の電圧に対応している。コンセントとプラグの形さえ合えば充電も可能だろう(念の為マニュアルなど調べた方がいい)。
任天堂3DSシリーズの充電には専用のACアダプターが必要だ。こちらは日本国内での発売予定はないとのことなので、現地で購入するか非純正で使えるものを探すしかないだろう。
ソニーのPSP、PS Vitaは海外対応している。コンセントとプラグの形が合えば変圧器無しで充電できる(変圧器は使ってはダメ)。
カンボジアのインターネット環境
シェムリアップやプノンペンならホテルやカフェなどで無料のWi-Fiが使えることも多い。そのほかの地方ではまだまだ。インターネットカフェはあるのでWi-Fiが使えない場合などに利用しよう。
カンボジアの習慣とチップ
政治や戦争の話題は避けよう。また、寺院を参拝するときは肌を露出した服装は避けること。女性は僧侶に触れないように。人の頭は「精霊が宿る場所」と神聖視されているので、他人の頭は触らないようにしよう。
チップの習慣はなく、基本的には不要だ。高級店では必要な場合もあるが、サービス料が料金に付加されている場合は不要。
ただ、物乞いの子どもたちや観光客目当ての商売人たちがちょっと親切にしたあと「チップ! チップ!」と言い寄ってくることはある。その場合も基本的にはスルーしてしまおう。
かわいそうだからとお金をあげていると「日本人は簡単にお金をくれる」「日本人はいいカモだ」と学習され、日本人が狙われやすくなってしまう。止めよう。
もちろん、素晴らしいサービスを受けたり親切を受けた場合にはチップを渡すのもいいだろう。
カンボジアまとめ
アンコール遺跡群に規模で匹敵するのは、東南アジアではミャンマーのバガンくらい。他ではなかなか見られない規模の遺跡群だ。生きているうちに一度は見ておきたい。
私は文化的・歴史的なことにはそこまで興味がなく、今日までの歴史に思いをはせることで文化遺跡に感動する、なんていうことはなかなかない。そんな私でもアンコール遺跡群には感銘を受けた。
問答無用の迫力がある。すごいものを見た!「うわぁ!」と思わず声が出るような体験が味わえる。是非、訪れてみてください。
それでは、よい旅を!