2019年2月11日公開/2019年3月5日情報更新

マレーシアの治安・安全・衛生の世界ランキングと注意すべき危険エリア

マレーシアの治安・安全・衛生データ
外務省 海外安全HPレベル2,レベル3
Travel.State.GovLevel 1
世界平和度指数25位(163国中)
JMP衛生データ57位(189国中)

★上記データは2019年3月5日時点のものです★

注意すべき危険エリア 友人と私の被害例 マレーシア旅行中の注意事項

マレーシアの治安・安全・衛生データ

◆日本外務省のデータ

外務省の海外安全ホームページにマレーシアの危険情報が出ている(3月5日現在)。

薄いオレンジ色がレベル2(不要不急の渡航は止めてください)、濃いオレンジ色がレベル3(渡航は止めてください(渡航中止勧告))のエリア。

マレーシアの危険情報マップ
(https://www.anzen.mofa.go.jp/attached2_master/2018T087/2018T087_TargetRiskMap_4.pngを加工し作成)

●サバ州東側の島嶼部及び周辺海域並びに一部のサバ州東海岸(サンダカン,ラハ・ダトゥ,クナ及びセンポルナ周辺地域)
 レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●サバ州東海岸のうち,レベル3発出以外の地域(タワウを含む)
 レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

最新の情報は海外安全ホームページの危険情報をご確認ください。

首都クアラルンプールのあるマレー半島側には危険情報は出ていない。ボルネオ島の東側、サバ州の東端に集中して危険情報が出ている。

◆アメリカ国務省Travel.State.Govのデータ

アメリカ国務省領事局のTravel.State.Gov(英語)では、マレーシア旅行の注意度(Travel Advisory)は『Level 1:Exercise normal precautions』となっている。

レベル1は4段階の危険度で最も低い危険レベル(日本もレベル1)。どんな国でも海外旅行にリスクはある。なので普通に用心してください、という状態。

ただし、特定地域に関して注意が出ている。

Exercise increased caution in: The eastern area of Sabah State due to crime and terrorism.

日本の海外安全ホームページでもレベル2、レベル3になっていたボルネオ島サバ州東のエリアについて、アメリカ国務省領事局のページでも注意喚起(Exercise increased caution:よりいっそう用心しなさい)が出されている。

注意喚起の理由は犯罪やテロの危険性のため。

◆世界平和度指数(GPI)のデータ

世界平和度指数(GPI)のランキングでは、マレーシアは163国のなかで25(日本は9位)。けっこう上位!

◆JMP衛生データ

JMPユニセフWHO(世界保健機関)の共同監査プログラム。

JMPのデータを元に作成されたindex mundiのImproved sanitation facilitiesランキングを参考にしている。

しっかりした衛生施設(し尿処理等)を人口の何%が利用できているかのランキングで、その国の衛生状態の目安になる。

水道で手を洗ういらすと

マレーシアは57位(189国中)。57位とはいってもスコアは96.00。これは人口の96%がしっかりとした衛生施設を利用できているという意味

残りの4%に関しては、農村部や山岳・森林などの地域だろう。ちなみに日本やアメリカは1位でスコアも100(100%)。

結局マレーシアはきれい? 汚い? 清潔なの?

決して汚くはない。特にクアラルンプールなど都市部のショッピングモールを歩いていると、ピカピカで綺麗で日本と変わらない清潔さだ。

ただ、路地を入ってみたり、食堂や屋台の裏をチラっと覗いてみると、ゴミ(ゴミ袋に入っていないことも多い)が積み重なっている事もよくある。

夜には大きいネズミもよく見かける。それほど不潔な国ではないが、歩く場所と時間帯によって印象は大きく変わるだろう

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マレーシアで旅行者が特に注意すべき危険エリア

caution

マレーシアは基本的には安全な国だ。危険情報が出ている場所は下記に限られている。

サバ州(ボルネオ島)の東海岸周辺

マレーシアの危険情報マップの拡大図
(https://www.anzen.mofa.go.jp/attached2_master/2018T087/2018T087_TargetRiskMap_4.pngを加工し作成)

●サバ州東海岸一帯の大部分及び周辺海域では,海賊事件,身代金目的の外国人誘拐等が続発しているほか,様々な武装勢力が活動を行っていることもあり,目的の如何を問わず渡航は止めてください。

(a)2015年5月,サバ州東部サンダカンの海岸レストランにおける誘拐事件(マレーシア人2名が誘拐。1名は同年11月解放,1名は殺害)
(b) 2016年4月,サバ州東部リギタン島におけるマレーシア人労働者4人の誘拐(同6月解放)
(c) 2016年7月,サバ州東部ラハ・ダトゥ付近海上におけるインドネシア人船員3人の誘拐(同9月解放)
(d) 2016年7月,サバ州東部海上におけるマレーシア人船員5人の誘拐(2017年3月,漂流中の2人を保護。同年3月,残りの3人を救出)
(e) 2016年8月,サバ州東部サンダカン沖におけるインドネシア人船員1人の誘拐(同9月解放)
(f) 2016年9月,サバ州東部センポルナ沖ポンポン島付近におけるフィリピン人船員3人の誘拐
(g) 2016年9月,サバ州東部センポルナ沖におけるマレーシア人船員1人の誘拐(同10月に身柄確保)
(h) 2016年11月,サバ州東部サンダカン沖におけるインドネシア人船員2人の誘拐(2018年1月解放)
(i) 2016年11月,サバ州東部ラハ・ダトゥ近海におけるインドネシア人船員2人の誘拐(2017年9月救出)

外務省 海外安全ホームページ

ボルネオ島サバ州はフィリピンにも近い。フィリピン南部を拠点とするイスラム過激派グループ等による誘拐事件が上記の通り発生している。ボルネオ島の東海岸には近づかないように

ダイビングで有名なシパダン島でも2000年に誘拐事件が発生しており、2014年にはシパダン島、マブール島、カパライ島、マタキング島、ポンポン島を含む海域で夜間航行禁止令が出されていた。

ダイバーにとっては憧れの地かもしれないが、訪れるには危険が伴う。止めておいたほうがいいだろう。

マレーシアにおけるテロの危険性

●マレーシアにおいても,ISILをはじめとするテロに関する情勢は予断を許さない状況にあるため,テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう,最新の関連情報の入手に努めてください。

外務省 海外安全ホームページ

2016年にはクアラルンプール郊外のショッピングモールで手りゅう弾の投てき事件が起こり、2017年、2018年にもテロ関係の被疑者が逮捕されている。

ふつうの旅行者がテロに巻き込まれる可能性は低いが、怪しい場所には近づかない、不審な状況からは素早く離れる、もし爆発があっても現場には近づかない、といった心構えはしておこう。

首都クアラルンプールのひったくりやイカサマ賭博、偽警官ほか

マレーシアの首都クアラルンプールのペトロナスツインタワーの写真
マレーシアを象徴する首都クアラルンプールのツインタワー

ひったくりやスリ、置き引きが多いクアラルンプール

マレーシアの中では首都クアラルンプールは注意が必要。

KL市中心部を管轄する警察署(Dang Wangi警察署)は、KL市内で特にひったくり事件が多発している場所として、クアラルンプール・シティセンター(KLCC)周辺、ブキッ・ビンタン(Bukit Bintang)界隈、パサー・セニ(Pasar Seni)近辺を挙げるとともに、被害者の多くが外国人女性観光客であることを紹介し、女性が一人で歩く際には特に注意を払うよう呼び掛けています。  在マレーシア日本国大使館 海外安全対策情報

KL(クアラルンプール)ではひったくりが多発している。外国人の女性観光客や、卑怯なことに子ども・高齢者もターゲットにされているようだ。

無警戒にハンドバックを道路側にさげて歩いていたりすると、あっという間にバイクでひったくられてしまうだろう。

ひったくられるだけならまだしも、その際に転倒して怪我をすることもある。要注意。

ひったくり以外にも置き引きやスリもよく起こっている。私自身と友人も実際に被害に遭った……

イカサマ賭博や偽警官、飲酒やタクシーのトラブルも

クアラルンプール市では,ブキ・ビンタンやKLCC,チャイナタウン等を中心に,見知らぬ男女から声を掛けられ,民家に誘われてトランプ・ゲーム(ブラック・ジャック)に興じた結果,金品を騙し取られるという事案が発生しています。外務省 海外安全ホームページ

この手のイカサマ賭博も健在。相手側からフレンドリーに話しかけてきた時は無視が一番。警戒してはいても相手もプロ。警戒心を解くのは上手い。付き合ってはいけない。

 

他には偽警官が旅行者にパスポートの有無を確認し、持ってなければ罰金と称してお金を要求する事案や、飲酒にからむトラブルもある。

イスラムの国にしてはマレーシアはお酒に寛容な方だけど、公共の場で酔っぱらって大声を出したりしてトラブルになっているケースがある。

また、タクシーは白タクには乗らないように。法外な料金を請求されかねない。ホテルに頼んで呼んでもらうかGRABやUBERのような配車アプリを使うのがいい。

 

クアラルンプール以外では、クアラルンプール郊外のペタリンジャヤ(PJ)スバンジャヤ(SJ)、シンガポールに隣接するジョホール・バルはマレーシアの中では治安が悪め。要注意。

結局マレーシアって危ない国なの? 安心して旅行できる?

マレーシアは危ない国ではない。私は今までに8ヶ月ほどマレーシアに滞在して下に書いたような被害にもあったが、自分が不用心だったせいもある(特に自転車)。

日本ほど安全な国ではないが、ボルネオ島の東海岸など危ない場所には行かず、きっちり用心して最低限の注意をしておけば安心して旅行のできる国だ

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友人と私自身の被害例。こうならないよう気をつけて……

クアラルンプールのきらびやかなショッピングモールで置き引き

私の友人の女性はクアラルンプール、ブキッビンタンのパビリオン(ショッピングモール)で置き引きにあった。

フードコードで友達と談笑しながらごはんを食べていた時に、イスと背中の間に置いていたポーチを盗まれた

盗まれたことには全く気付かなかったそうだ。それほど鮮やかな盗み方だった様子。

自分のすぐ近くに置いてはいたけど視界には入らない位置で、ごはんを食べたり話していたりしたから注意はそちらに向いていた。

その隙を突かれた。友人は「まさかイスと背中の間においてる物を盗まれるとは思わなかった」と言っていた。油断禁物だ。

他にも日本では特に問題の無い行動でも、外国では「盗んでくれ」と見えることもある。

たとえばレストランで荷物を席に置いてトイレに行ったりすると、かなりの確率で盗まれてしまう。荷物は常に手が届き目に入る場所に置いておこう。

クアラルンプールで自転車盗まれた! ちくしょう!

私自身もクアラルンプールで自転車を盗まれた。場所はティティワンサ(Titiwangsa)。

ティティワンサにはLRTとモノレールの駅があって、近くに自転車とかバイクを止める場所があった。

自転車泥棒のいらすと

そこの金網にワイヤーロックで止めていた自転車を盗まれた

ごっついワイヤーロックだったので大丈夫と思っていたのだが……ダブルロックしておくべきだった……

金網は断ち切られてなかったから、鍵を壊されて盗まれたのだと思う。ああ悔しい!

マレーシア-シンガポールの国境でワイロ要求される

マレーシアのジョホール・バルからシンガポールへ入国しようとした時のこと。

マレーシア側のイミグレーションで二人の係官に難癖を付けられた。

私の学生ビザ(英語学校で勉強してた)の期限がギリギリ今日までなのが気に食わないとか。

『オフィサールームで数時間引き留められるぞ』とか『何か飲み物おごってくれたらハンコ押してやるよ』とか何とか。

飲み込みが悪くて私にはなかなかピンと来なかったのだが、要するに袖の下・ワイロの要求だった。

ワイロを要求する悪代官のいらすと

ゴタゴタと時間を取られるのがもう面倒というかしんどくて、10RM(300円ほど)をパスポートに挟んで渡した。

一人10RMで合計20RM欲しそうだったが、そんな金持ちじゃないんだよ学生なんだよとか言って10RM。

すると、あっさりハンコ押されて通された。5RMにすれば良かったか。さすがにそりゃ無理か。

後になってから後悔の念が沸いてきた。面倒だったから払ってしまったが、もっと抗議するべきだったろうか?

でもまあ10RMくらいならいいか…… まだ20代であろう若い係官だった。不思議と彼らに対する印象は悪くなかった。

それにしても彼ら、全く悪びれてなかったなあ。リスクとか考えないのだろうか。そういう社会なんだろうけどさ

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マレーシア旅行中の注意事項

マレーシアで犯罪に遭わないための注意事項

★人気のない場所、暗い場所はできる限り通らない(特に夜)
★高価な物(財布・スマホ・カメラ等)を外から見えるようにしない
★荷物から目を離さない
★ハンドバッグ等は車道側に持たない。肩には掛けない
★人ごみを歩くときはハンドバッグやバックパックを前に抱えて歩く
★ズボンの後ろポケットに財布を入れない
★ATMでお金をおろす時は、周りをよく見ておく

マレーシアは特に危険な国ではないが、こういった注意はしておこう。

マレーシアで病気にかからないための注意事項

★食品は生ものは避けて加熱調理されたものを食べる
→細菌性の食中毒を避けるため。マレーシアは熱帯なので細菌が繁殖しやすい。

★虫よけスプレーやクリームを使って蚊の対策をする
→マレーシアではデング熱という蚊が媒介する病気が都市部でも流行する時がある。蚊対策は重要。

★犬などの動物にむやみに触らない
→狂犬病の危険性があるため。狂犬病についてはこちらの記事をご参考に。

★休息をしっかりとり、意識して水分を補給する
→マレーシアは熱帯の国。水分補給を意識して行おう。

上記以外にマレーシアはイスラム教の国であることにも注意。

そこまで厳格ではないが、公共の場でお酒を飲んだり露出の多い服を着たりするのは避けよう。

また、麻薬に関してマレーシアは非常に厳しい(無期懲役や死刑)。くれぐれも手を出さないように。

それではトラブルに気を付けて楽しいマレーシア旅行を!

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