マレーシア旅行の魅力!おすすめ観光地や治安など7つの評価でまとめて紹介
マレーシア
(Malaysia)
見どころ | 4点 | 都会も自然も様々な見どころアリ | |
体験 | 4点 | イスラームの国だが色々ある | |
治安・安全 | 3.5点 | それなりに安全。注意は必要 | |
清潔さ | 3点 | ほどほどに清潔 | |
食べ物 | 5点 | 3文化の料理が味わえる | |
人の良さ | 4点 | 良い。マレー、中国、インド系 | |
物価 | 4点 | 安いが東南アジアではやや高め |
マレー人、中国人(華人)、インド人の文化が混ざり合った国。マレーシア旅行では異なる3つの文化に触れることができる。
イスラーム(イスラム)の国ではあるが、首都のクアラルンプールはそこまで厳格ではない。色々な顔のある面白い国。
食事もバラエティ豊かで美味しい! 8ヶ月ほど住んでいた国。
マレーシアの見どころ・観光地 4点
大都会クアラルンプールから自然の宝庫ボルネオ島まで見どころは豊富。
マレーシアの世界遺産は4つ
マレーシアには4つの世界遺産がある。
- マラッカ海峡の歴史的都市群(マラッカ+ジョージタウン。文化遺産)
- キナバル自然公園(自然遺産)
- グヌン・ムル国立公園(自然遺産)
- レンゴン渓谷の考古遺産(文化遺産)
マレーシアの世界遺産の中ではマラッカが最も訪れやすい。クアラルンプールから車で2~3時間。
マラッカは東西交通の要衝マラッカ海峡に面した町。ポルトガル、オランダ、イギリス、日本の支配を受けてきたという歴史的経緯がある。
オランダ広場に代表される歴史的な町並みを眺め歩くのがいいだろう。マラッカ名物の人力車(トライショー)に乗って町を巡るのもいい。
ペナン島のジョージタウンはクアラルンプールから車で5~7時間。すこし遠いので飛行機を使っていくのもいいだろう。エアアジアなどのLCCもある。
ペナン島は中国系マレーシア人の色が濃い地域。イギリス統治時代の面影が残るジョージタウンがメインの観光地。
西洋の歴史ある建物だけでなく中国寺院やモスクなども点在している。
ペナンは屋台の料理が美味しいことでも有名。混んでいる屋台ならまず外れはないのでトライする価値はある。
4つ目の世界遺産、レンゴン渓谷の考古遺産はクアラルンプールから日帰りも可能だ。
遺跡から発掘された資料が博物館で展示されている。考古学に興味のある方向け。
2つ目、3つ目の世界遺産は双方ともボルネオ島の自然遺産。特にキナバル自然公園を目的としてマレーシアに来る人も多い。
キナバル自然公園のキナバル山は、標高4095.2mで東南アジア最高峰の山だ。
ボルネオ島にはジャングルが広がっており、ジャングル・トレッキングを目的にして来る旅行者も多い。
オランウータンやサイチョウといった動物、世界最大の花ラフレシアや食虫植物ウツボカズラ、他にもキノコ類や昆虫類など多種多様な生物を見て歩くことができる。
ジャングル・トレッキングをするなら11月~3月の雨季は避けるのが無難。
グヌン・ムル国立公園では、広大なディア洞窟をはじめ4つの洞窟が公開されている。
ディア洞窟の名物はドラゴン・フライ。数百万匹のコウモリが夕方に一斉に飛び立つ姿がこう呼ばれている。
他にはラング洞窟、ウィンド洞窟、クリアウォーター洞窟が公開されている。
世界遺産以外の見どころ・観光地
クアラルンプールにはペトロナスツインタワーや、ムルデカ・スクエア(独立広場)やマスジッド・ジャメ(市内最古のイスラム寺院)など見どころが多い。
巨大なショッピングモールも多いので、買い物好きの人も満足できるだろう。
キャメロン・ハイランドやフレイザーズ・ヒルといった避暑地もクアラルンプールから遠くないので行きやすい。
ペナン島の他にもランカウイ島やパンコール島、ティオマン島といった無数の島々もある。
>>マレーシアの見どころ・観光地の詳細+写真!はこちら!<<
マレーシアの体験・祭り 4点
クアラルンプールの高層ビルや高原のカジノ、マレー半島+ボルネオ島の山や海と、大都会から大自然まで幅広い体験ができる。
ヒンドゥーの奇祭タイプーサムや中国の正月、イスラムのハリ・ラヤなどお祭りにも各民族らしさがでていて楽しい。
マレーシアのエンターテイメント
マレーシアはイスラム教の国だが、クアラルンプールにはクラブやバー、パブもたくさんある。
クアラルンプールの夜景はきれい! ライトアップされたペトロナスツインタワーを見ながら飲める場所を詳細ページでいくつか紹介している。
エンターテインメントというよりリラクゼーションだが、マレーシアにはスパやマッサージもたくさんある。
特に自然の中で受けるスパが人気。ランカウイ島では自然の中でスパを受けることができる。密林の中で極上の癒しが味わえるだろう。
クアラルンプールから約1時間ほどのゲンティンハイランドでは、カジノも楽しめる。
ここのカジノはマレーシア唯一の政府公認カジノだ。いつも大勢の人達がギャンブルに狂乱している。
マレーシアのアウトドア
多くの国立公園・保護区やダイビングにぴったりの島々が山ほどあるマレーシア。
キナバル国立公園のジャングル・トレッキングや登山、島々でのダイビングなどバラエティに富む体験ができる。
ボルネオ島周辺は世界屈指のダイビングスポット。シパダン島やマブール島、ラヤンラヤン島やランカヤン島、ラブアン島など多くの島がある。
ここではタンクの本数に制限をつけずに潜れる無制限ダイビングが楽しめる。
アオウミガメ、バッファローフィッシュ、バラクーダ、クダゴンベ、オオモンカエルアンコウ、アケボノハゼなど、多彩な魚を見ることができる。
深いポイントではハンマーヘッドやジンベエザメ、マンタに出会える可能性も。
フィリピン国境近くのタートルアイランド(セリンガン島・バックンガンクチル島・グリサン島)まで足を伸ばせば、ウミガメの産卵も見ることができる。
注:ボルネオ島サバ州の東海岸は現在危険情報が出ている。注意!
今ダイビングをするなら、マレー半島東海岸(プルヘンティアン島やレダン島)やティオマン島、ランカウイ島、パンコール島周辺の方がいいだろう。
マレー鉄道で縦断!
鉄道が好きな方にはマレー鉄道も大きな見どころ。シンガポール-マレーシア-タイと3つの国にまたがる大鉄道だ。
時間は掛かるが車窓の景色を見ながらゆっくりと移動するのもまた楽しい。マレー鉄道でマレー半島を一気に縦断してしまうことだってできる。
マレーシアのテーマパークや国立公園、PADIライセンスやKLタワージャンプ、英語留学なども含め、下記リンク先ではさらに詳しく書いています。興味があれば見てみてください。
マレーシアの治安・安全 3.5点
ごく一部のエリアを除いて治安は悪くない。女性一人でも夜道を歩ける。だが、日本ほどではないし注意は必要
スリ・置き引き・ひったくりに注意
残念ながらスリや置き引き・ひったくりは多い。
私の友人が荷物を盗まれた事例、私自身が自転車を盗まれた事例を詳細ページに書いている。こういう風にならないようご注意ください……
自分の荷物は常に目に見える場所かつ手の届く場所に置いておこう。
クアラルンプールではバイクでのひったくりも多い。車道側に荷物を持たないように気をつけよう。
また、観光地で向こうから声を掛けてくる場合は詐欺師の場合が多い。無視するのが鉄則。
流暢な英語を話したり片言の日本語を話したりする輩もいるが、油断せず無視しよう。安全のためだ。
暴力事件は多くはない。私は8ヶ月ほどマレーシアにいたが、マレーシアで身の危険を感じるような目に遭ったことはない。
注意していれば問題は無いレベルだ。
蚊には刺されないように気をつける
マレーシアでは蚊に刺されないように注意しよう。クアラルンプールのような都会でもデング熱がときおり流行する。
突然の発熱から始まる感染症で、蚊がウィルスを媒介している。
最悪の場合は死亡に至ることもある怖い感染症だ。虫除けを使ったり、ムスリムの方たちのように肌を隠す長袖を着用していると予防に効果的。
>>マレーシアの治安・安全・衛生ランクと危険エリア詳細はこちら!<<
マレーシアの清潔さ 3点
それなりに清潔。
水道水は飲まないこと。ペットボトルの水を飲もう。
ブキッビンタンやKLCC(クアラルンプール・シティ・センター)の巨大ショッピングモールを歩いていると、キレイで清潔で日本と変わりない。
しかし、地元色の強い場所や路地を入っていった場所などではゴミが溢れていたりする。
夜に歩いていると食堂の近く、排水溝がある辺りで大きいネズミもよく見る。虫も多い。
極端に不潔なわけでは全くないが、日本のように清潔でもない。そこそこ清潔な感じだ。
マレーシアのトイレ
トイレはホテルやショッピングモールのトイレを使うなら問題ないだろう。安宿のトイレやショッピングモール以外の公共トイレもそれほど汚くはない。当たり外れはある。
公共のトイレでは和式トイレの金隠しが無いバージョンのトイレもある。日本とは違って公共のトイレは有料のトイレが多いので注意。
そのまま流せるトイレもあるが紙が流せないトイレも多い。使用済みペーパー用のゴミ箱が備え付けられている場合は、紙はゴミ箱へ。さもないと水道管が細いので詰まってしまう。
マレーシアの人達は事後に水で清めてペーパーは使わない人も多い。手動でウォシュレットをするようなもの。じゅうぶんキレイになる。この場合は不浄の手とされる左手で処理をする。
レストランや屋台の衛生状態なども絶対大丈夫!とはとても言いきれない状態。煮沸消毒されていない水や氷には注意しよう。水や油、慣れない香辛料などでお腹を壊すことも多い。
お腹を壊したときには
『10分に1回トイレに駆け込まなければならない!』ような状態ならば病院へ。細菌性の下痢や赤痢の可能性あり。
細菌性の下痢や赤痢には市販の胃腸薬や正露丸なども効かない。クアラルンプールなら小さなクリニックがあちこちにあるし、大きな国立病院もある。
ワトソンズ(watsons)をはじめとしたドラッグストアも多いので、常備薬を忘れた時にはマレーシアで買うこともできる。
>>マレーシアの治安・安全・衛生ランクと危険エリア詳細はこちら!<<
マレーシアの食べ物 5点
マレー料理、中国料理、インド料理、それらが融合した料理。当然種類は多く、美味しい物がよりどりみどり。
有名なアロー通りの屋台から中心部のショッピングモール内のフードコート、ホテルの高級レストランなど食事をとる場所はどこにでもある。
マレー系の料理
マレーシアの朝はナシレマ(ナシ・ルマ)から始まる。マレーシアの料理の中で私はこのナシレマが一番好きだ。
ココナッツミルクで炊いたご飯に小魚(カタクチイワシ等)、ピーナッツ、キュウリ、サンバル(唐辛子の辛味調味料)、ゆで卵、等が添えられているシンプルな料理。ナシレマ・アヤムになるとでっかい鶏肉も付く。
ココナッツミルクごはんがこれ単体だけでもおいしい! ご飯にココナッツの風味と甘味がしっかりとついている。
付け合せのサンバルで味にアクセントを加えてまたごはん。小魚やキュウリを挟んでまたごはん。いくらでも食べることができてしまう。
ナシレマは地方によってもお店によっても味付けが違う。私は住んでたコンドミニアムの近くでお店を回り、一番美味しいところで毎朝食べていた。
朝ごはんにさっと食べる料理ということもあり、値段もお安い。地元の人達が集まる食堂なら1リンギット~3リンギット(33円~100円)程度で食べることができる。
ショッピングモールの綺麗なレストランで食べると10倍くらいの値段になったりする。
安くて美味しいナシレマだが大きな欠点が一つある。それは、ナシレマは太りやすいこと。米+ココナッツで炭水化物と油脂分がいっぱい。
高カロリー高糖質。そりゃ太るのも当然だ。美味しいのだが食べ過ぎないように……。
他には日本でも有名なナシゴレン(マレーシア焼飯)やミーゴレン(マレーシア焼きそば)、サテー(お肉の串焼き)などがある。
中国系の料理
シンガポールでも有名な海南鶏飯(海南風のチキンライス)がマレーシアでも食べられる。
ケチャップで炒めたチキンライスではない。鶏を茹でてとったスープと、そのスープで炊いたご飯、ゆで鶏がセットになった料理だ。
キュウリやサンバルも付いてることが多い。あっさりとした旨味が美味しい料理だ。
肉骨茶(バクテー)も名物。漢方薬で柔らかく煮込んだ豚肉の料理だ。スタミナ料理でごはんに合う。美肌によいとされる亀ゼリーもチャイナタウンなどで販売されている。
ご飯もの、麺類、肉まん、焼売、麻婆豆腐などの一般的な中国料理も食堂やレストランで食べることができる。
なお、イスラム教徒の方は豚肉を食べられないのだが、中国系のお店では普通に豚肉を食べられることが多い。
インド系の料理
ロティチャナイがインド系の食堂やレストランで食べることができる。
ロティチャナイは小麦粉の全粒粉で作ったパン。クレープのようなふわふわサクサクの食感で、カレーに付けて食べたりバナナや練乳と一緒に食べたりする。
他にもバナナの葉を使ったバナナリーフカレーや、ビリヤニ(カレー・スパイスの炊き込みご飯)、タンドリーチキンなど様々なインド料理が味わえる。
融合系の料理(ニョニャ料理)
ラクサはマレーシア全土で食べられる麺料理だが、ニョニャ・ラクサはココナッツの入ったカレースープと卵麺が相性抜群で美味しい。
他にも魚のすり身にココナッツ・ウコン・スパイスを加えてバナナの葉に包んで焼いたオタオタ、ブラチャン(オキアミのペースト)やチリを使ったスパイシーな空心菜の炒め物のカンコンブラチャンなどが食べられる。
デザート・スイーツ
暑い時にはアイスカチャンがおいしい。ABC(Air Batu Campur)とも呼ばれるマレーシアのカキ氷。
店によって異なるが、氷の上に小豆、寒天、フルーツ、コーン、アイスクリームなどたくさんのトッピングにシロップが掛かったあま~いデザートだ。
太ってしまいそうだが暑い時にはたまらないデザート。
他に豆腐花は屋台でよく見かける。固めた豆乳+蜜のスイーツ。気軽に食べることができる。
飲み物では各種フルーツジュースも気軽に楽しめる。パイナップルやスイカジュースはもちろん、マンゴーやパパイヤ、ドラゴンフルーツといった南国のフルーツジュースがバラエティ豊かに楽しめる。
これらのフルーツはもちろんそのままでも食べられる。
匂いがきついけど美味しいドリアン(ある種のお酒と一緒に食べると危ないので注意)、マンゴスチン、ランブータン、ジャックフルーツ、スターフルーツなど、珍しい果物もいっぱい。
フルーツジュース以外では、あま~いミルクティーのテタレ。マレーシアでも生産されているコーヒー豆を使ったコピ(コーヒー)。さわやかなレモンティーのリマウ(テー・オー・リマウ)などのドリンクがある。
マレーシアではお酒も飲める
イスラム教徒の方はお酒を飲むことができない。そしてマレーシアはイスラム教の国なのだが、今の所はそこまで厳格ではない。
非イスラム教徒の外国人なら特に問題なくお酒を飲むことができる。ただ、酒類の販売時間は決まっていたりもする。
往来でビールを飲みながら歩いたりは絶対にダメ。
酒税が高いのでお値段は日本より少し高いくらい。カールスバーグやギネス、タイガービールなどのビールがある。
スーパードライや淡麗生も売っていたりするが、値段は日本で買うより高い。
チョコレート
余談だが、私はチョコレートが好きだ。キャドバリーのチョコレートが特に好きなのだが、同じキャドバリーのチョコでも国によって味がけっこう違う。
アフリカのキャドバリーチョコレートはイマイチだった(偽物だったかもしれない)。
マレーシアではスーパーでキャドバリーのチョコレートがよく売られている。このマレーシアのキャドバリーチョコレートが今まで食べた中で一番好き。
適度に濃厚なチョコレートの甘さ……。また食べたい。ちなみに私のおすすめはフルーツ&ナッツとローストアーモンド。キャドバリーでは定番。見かけることがあったら食べてみてください。
マレーシアの人と言葉 4点
マレー系、中国系、インド系のマレーシア人が暮らしている。人は良い。
マレー系の人達はのんびりとした気性だ。中国系、インド系の人たちは賢く商売上手な性格の印象がある。
クアラルンプールはマレーシア中からも世界中からもあらゆる人達が集まる大都市。
ペナン島は過半数が中国(華人)系マレーシア人のリゾート・観光地。東海岸のクアラトレンガヌはムスリム(イスラーム教徒)が多く、保守的なイスラム色が強い。
このように地域によっても雰囲気が大きく異なる。
悪:大都会には色々な人がいる
首都のクアラルンプールは世界中から人が集まる大都会なので、多種多様な人達が集まっている。
外国人を標的にした悪い人達もやはり存在するので、街中を歩いていて向こうから話かけてくる人達は無視しよう。観光客狙いの詐欺師や商売人の場合がほとんどだ。
ショッピングセンターが立ち並ぶブキッビンタン周辺などでは白タクも多く、観光客からボったくる気満々なのでご注意を。
良:のんびりマレーシア
のんびりとした国。特にマレー系の人達はのんびりしている人が多い。
LRTなど電車を乗り降りする時には、人がたくさんいても皆それぞれのペースでゆっくりバラバラに歩いていたりする。日本の電車のように整然とはしていない。超のんびり。
待ち合わせの時間にも普通に遅れる人が多い。バスもよく遅れる。でもそれにクレームを付けるような感じではなく、おおらかだ。
あまりギチギチしていない。もちろん時間をきっちり守るマレーシア人もたくさん居る。
お店の人達がニコニコしながら「トゥリマカシ~(ありがとう)」と言ってくれることもけっこうあって嬉しくなる。マレー系の店に多い。
中国系やインド系の人達はとてもクレバーで、商売がうまいなあとよく思う。コンピューター関係のお店でこういった人達が多い。
英語はそれなりに通じる。
国語はマレー語。英語はそれなりに通じる。特に中国系、インド系のマレーシア人には英語がよく通じる。
他には中国語やタミル語など。日本語は通じないと思っておいたほうがいい。
数語のマレー語を覚えておくだけで旅行が楽しくなる。
- ヘロー(こんにちは。Helloのマレー語訛り)
- トゥリマカシ(ありがとう)
- ブラパ?(いくら?)
この3つだけでも覚えておこう。なお、ヘロー以外のマレー語の「こんにちは」は4種類ある。
- おはよう(0時~12時):スラマッパギ
- こんにちは(12時~14時):スラマットゥンガハリ
- こんにちは(14時~日没頃):スラマッパタン
- こんばんは(日没~0時):スラマッマラム
ちょっと多くて覚えづらい。英語のgood morning, afternoon, evening, nightみたいなものか。
こういった言葉が話せなくとも、身振り手振りで大げさに表現すれば通じることも多い。
マレーシアの物価とお土産 4点
物価は安い。が、東南アジアの中ではやや高めの部類(シンガポールは超例外で飛びぬけて高い)。
マレーシアの物価と両替
通貨はマレーシア・リンギット(RM)。通貨コードはMYR。
1USドル=約4.1リンギット。1リンギット=約27円(2019年3月時点)。
両替は銀行や両替所などで。ホテルで両替してくれる場合も多い。
一番強いのはUSドルだが、クアラルンプールの銀行や両替所なら日本円でも大抵両替できる。
ATMもあちこちに有り、クレジットカードのキャッシングや国際キャッシュカードで現地通貨を引き出すことができる。
ペットボトルの水1本が30円~60円程度で購入できる。
屋台での軽いスナックも30円~90円程度から食べることができ、宿泊も安いゲストハウスなら800円程度から泊まることができる。日本では考えられない安さだ。
もちろん使おうと思えばお金もいくらでも使える。高級ホテルに泊まって高級レストランで食事をとり、ショッピングモールでブランド品をたくさん買うなら数十万、数百万というお金がかかるだろう。
マレーシアのショッピング。特産品や名物は?
クアラルンプールならほぼ何でもそろう。ただ、欧米のブランド品などは日本で買う場合と大差ない値段のことが多い。
きれいなバティック(マレーシア、インドネシアのろうけつ染めの布)製品やピューター(スズが原料の合金。マレー半島で産出)製品、プラナカン(中国系移民の末裔)食器など、マレーシアの特産品を買うのがお得だ。
中心部のブキッビンタンやKLCC周辺にショッピングモールやブランドショップが集まっている。
スリアKLCCやパビリオン、伊勢丹の入ったLot 10、パソコン関連商品も売られている雑然としたスンガイワンプラザなど。他にも様々なショップがある。
2015年には三井アウトレットパークがクアラルンプールにオープンしている。クアラルンプール国際空港から無料のシャトルバスで20分。日本に帰る前にちょっと寄っていくのも良いかもしれない。
チャイナタウンやリトルインディア、チョウキットのマーケットといった地元の人達が多く訪れる場所での買い物も楽しい。ただし、スリやひったくりには注意しないといけない。
マレーシアでは毎年3月のスーパーセール、7~8月のメガセール、年末のイヤーエンドセールと、年3回のバーゲンシーズンがある。ショッピング目的ならこの時期を狙うのがよいだろう。
クアラルンプールからはシンガポールも遠くないなので、時間に余裕があるならシンガポールまで足を伸ばすのもいいだろう。
◆マレーシアまとめ◆
マレー、中国、インド、3つの文化が共存している面白い国。食事の面で選択肢が多いのが嬉しい。
クアラルンプールを中心として都会を楽しむか、ボルネオを中心としてアクティビティを楽しむか、リゾートアイランドを中心としてゆったりと癒されるか。
目的に応じて訪れる場所を選ぶといいだろう。
日本ではあまり見られないイスラームの文化にも触れられ、物価が安くて人も良い。マレーシアはおすすめしやすい海外旅行先だ。
初めての海外旅行にも適している。距離も日本からそれほど離れていないので訪れやすい。是非一度訪れてみてはどうだろう。
それでは、よい旅を!