公開日:2018年11月5日/情報更新日:2018年11月13日

世界のタバコ価格とオーストラリアのタバコ戦争。1箱3,000円以上!?

ユーロ紙幣とコインとタバコの写真

今まで海外旅行した69国の中で最もタバコが高かった国

私がいままで旅行した69国の中で最もタバコ価格が高かった国は、北欧のノルウェーだったと思う。

1箱の値段が1,000円を余裕で越えていた。

記憶違いの可能性もあるかと思い調べて見たが、私の記憶は間違っていなかったようだ。

ITMAC(Irish Tobacco Manufacturers’ Advisory Committee:アイルランドタバコ製造業諮問委員会)のウェブサイトで調べてみた。

 

上記サイトのデータは2016年のもの。ノルウェーのタバコ平均価格は11.61ユーロとなっている。

1ユーロ=130円とすると、1箱1,509円の計算だ。

日本のタバコもだいぶ高くなってきたがノルウェーのタバコは日本の3倍以上のお値段。高い!

他のヨーロッパ諸国のタバコ平均価格も載っていたので見てみると、同じヨーロッパでも値段にはバラつきがあるようだ。

最安はウクライナ(私は未訪問)の0.79ユーロ。1箱103円くらい? 安い! ノルウェーの15分の1の値段!

 

ロシアや東ヨーロッパは全体的に安くなっており、西・北ヨーロッパは高め。

とはいえ同じ北欧内でもフィンランド(5.46ユーロ。710円)とノルウェー(11.61ユーロ)とでは2倍以上の差がある。

どの地域が高い・安いとは一概には言えない。国ごとの特徴が出ている感じだ。

今まで海外旅行した69国の中で最もタバコが安かった国

インドのタバコの写真。手作りのような感じ
インドのタバコ

逆に今まで旅行した中で最もタバコが安い国ってどこだったろうか? 

全ての国でしっかりと調べた訳ではないが、インドやネパール、バングラデシュあたりが最も安かったと思う。

インドで1本単位で売ってるタバコが1本15円程度だった。でもこれだと10本で150円以上になるからウクライナの方が安くなる。

やはりバラ売りは高くつく。1本10円以下のタバコもおそらくあるだろうが私自身の目では未確認。

もっとも最近では、1本単位でタバコを売るのは多くの国で違法になっている。

 

ニューヨークではタバコ価格がどんどん値上がっているせいで、闇で1本単位で売られるタバコが問題になったりもしている。

そのニューヨークのタバコ平均価格は1箱12.85ドル(約1450円)。ノルウェーとほとんど変わらないお値段だ。

アメリカは州ごとにタバコ価格も異なるので全体としてはそこまで高くはないのだが。

世界すべての国でタバコが最も安い国と高い国

世界でいちばんタバコが安い国!

ベネズエラのエンジェルフォール。滝の写真
ベネズエラのエンジェルフォール。いつかは行きたいものだ

私が訪れていない国も含め、データベースサイトのNUMBEOでタバコ1箱がいちばん安い国と高い国を調べてみた(2018年11月5日)。

このデータによると、タバコ1箱(マルボロ)が最も安い国は南米のベネズエラで1箱113.21円

ベネズエラはハイパーなインフレに苦しんでいるからな……

上で1箱103円と書いたウクライナはNUMBEOでは1箱136.63円になっている。これは上のデータが2016年の物だからだろう。

(なお2年前にNUMBEOで調べた時は西アフリカのナイジェリアが一番安く、1箱約77円だった。このナイジェリアは今は調査データから外されている)

世界でいちばんタバコが高い国!

夕焼けにカンガルーのシルエット
オーストラリアといえばカンガルー。タバコはメチャ高い!

そして世界で最もタバコが高い国はオーストラリア。1箱2282.21円。タバコ1箱が2千円以上……。

2位にニュージーランド、3位にノルウェーと続く。

私はまだオーストラリアに行ったことがない。それにしてもここまでタバコが高い国とは思ってもみなかった。

そしてこれから先も、オーストラリアのタバコ価格はますます高くなっていくようだ。

オーストラリアのタバコ政策

オーストラリア政府のタバコに対する政策は苛烈を極める。オーストラリアでは各タバコメーカー毎に特徴を出したパッケージすら作ることもできない。

タバコの箱はすべて同じパッケージで、きっつい警告の写真が付けられている。

「タバコはあなたの健康に悪影響を及ぼす……タバコを吸い続けると最後はこんな風になるぞ」的なパッケージの写真が最高にグロテスク!

興味のある方は、「オーストラリア、タバコ、警告パッケージ」とかで画像検索すれば見れるがグロ注意です。

めちゃグッログロなので「見るんじゃなかった」と後悔しないように気をつけて……。

 

フィリップモリス等タバコメーカーは法的措置をとるなどして、オーストラリア政府に激しい抵抗をしていたようだ。

そりゃあんなパッケージだと売上も激減するものな……。だが結局は敗訴に終わっている。政府の勝ち。

将来的にはタバコ1箱が3000円以上!?

現在オーストラリアではタバコにかかる税金が毎年12.5%増税されていっている。これは2020年まで続いていくらしい。

これを計算すると、2020年にはタバコの値段は40オーストラリアドル(約3,250円)にもなる。

タバコ1箱が3,250円! 3,250円あればけっこう美味しいものが食べられる。飲み会1回分にもなりそうだ。

モンベルのアンダーウェアも1枚買えそうだしユニクロなら2~3着買えそう。それがタバコ1箱と同じ値段。う~ん、金銭感覚がおかしくなる。

こうした厳しい政策のおかげもあって、オーストラリアの喫煙人口は減少の一途をたどり、成人の喫煙率は13%ほどになっている。

そしてこの数値はこれからも減っていくだろう。さすが世界一タバコが高い国だ。

日本の喫煙率もどんどん下がっていっている

ちなみに日本の喫煙率は2018年の調査では成人男性27.8%、成人女性8.7%になっている。

男女合わせると17.9%で、世界平均の20%よりやや低い数字だ(JT全国喫煙者率調査より)

ピークだった昭和41年には成人男性の喫煙率が83.7%だったことを考えると、タバコを吸う人もずいぶんと減ったものだ。

考えてみりゃ大昔は電車の中も普通にタバコ吸われていたものな。世界は変わるもんだ。

タバコは海外旅行中のコミュニケーションには有効

タバコを吸う白髪の年配男性

タバコに関することを延々と書いてきたが、私自身は基本的にタバコは吸わない。勧められた時などに吸ったりするくらいだ。

ただ外国を旅行していると「一本吸う?」とタバコを勧められることが時々あって、それが縁で仲良くなったりすることがある。

コミュニケーションの手段としてタバコは結構有効なのだ。貰ったりあげたり。なので、勧められた時くらいは吸うことにしている。

 

とはいえ睡眠薬強盗とかもあるので、注意や警戒は絶対に必要だ。勧められたタバコにヤバいもんが入っている可能性もゼロではない。

優しそうなお婆ちゃんがくれた飴玉に睡眠薬が入っていて気がついた時には身ぐるみ剥がされていた、なんていう話も聞いた。怖すぎる……。

適度に警戒はしつつも怖がり過ぎず、これからも旅行を楽しんでいきたいものだ。

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