ラオスの体験!お祭りやトレッキング、象、ボート、洞窟などを写真付きで詳しく!

ラオスの人達はお祭り騒ぎが大好き。
ラオスのお祭り・エンターテインメント
タート・ルアン祭り(Boun Pha That Luang。11月の満月の日。1週間前から)
タート・ルアン祭りはラオスの首都ビエンチャンの黄金仏塔タート・ルアンで行われるラオスでは最大規模のお祭り。
ラオス全土から数千人の僧侶達が集まる。参拝者は数万人。
お祭りらしく一週間前から露店がたくさん立ち並び、タート・ルアンがライトアップされる。
最終日には早朝から大勢の人々が集まる。おびただしい人数の仏教徒によって行われる読経・托鉢が壮観だ。
ピーマイ・ラーオ(Boun pi Mai Lao。ラオス正月。4月)
ピーマイ・ラーオは4月中旬の暑い時期にラオス全土で行われる最大規模の行事。水かけ祭りとも呼ばれる。
毎年4月14日~16日(13日~15日、15日~17日の年も。要確認)の三日間に渡って行われる。
ピーマイ・ラーオ中、ラオスの人達は寺院にお参りし仏像を水で洗い清める。僧侶にも水をかけ、旧年中の悪いものを洗い流す。
他には家の入口に花を飾ったり、川辺に砂で仏塔を作ったりもする。

この時期にラオスを旅行して外を歩いていると、間違いなく水を掛けられるだろう。どこだろうと外国人だろうと容赦なし。むしろ外国人の方が狙われる?
水鉄砲、水風船、色のついた水など様々な手段で水を掛けあって大騒ぎする賑やかな行事。
そういうのが苦手な人はこの時期のラオス旅行は避けるのがいいだろう。
その他の代表的なお祭りは以下の通り。
02月:ワット・プー祭り(Boun Vat Phou。仏教の万仏節と同じ時期。陰暦3月の満月の日)
05月:ロケット祭り(Boun Bang Fay。ロケットを打ち上げる雨乞いの祭り)
07月:ワン・カオパンサー(Boun Khao Phansa。陰暦8月の満月の日。雨安居入りの仏事)
10月:ワン・オークパンサー(Boun Awk Phansa。陰暦11月の満月の日。雨安居明けの仏事。僧侶に喜捨し労う。夜は川に火船が流される。精霊流しのよう。ルアンパバーンでは夜はランタンが灯されパレードも)
11月:ボートレース祭り(Boat Racing Festival。雨安居明けの頃に行われる。ただ、ルアンパバーンでは8~9月)
12月:建国記念日(Lao National Day。12月2日。軍事パレードなど)、ルアンパバーン・フィルムフェスティバル(LPFF:Luang Prabang Film Festival)

ラオスのナイトマーケットを楽しむ。美味しい屋台や露店がたくさん!

ラオスの夜の楽しみがナイトマーケット! 夕方あたりから町の広場や大通り沿いに露店や屋台が出現し始める。
ルアンパバーンナイトマーケットが最も有名だろうか? シーサワンウォン通りという長い一本道に沿って、露店がずらりと並ぶ。
首都ビエンチャンではチャオアヌオン公園のビエンチャンナイトマーケット、チャオアヌオン公園南東にあるビエンチャン・ニューワールド周辺のニューワールドナイトマーケット、200以上の屋台が並ぶタート・ルアン湖ウォーキング・ストリートなど。

高い品質で知られるラオスの伝統織物やハンディクラフトやTシャツといった土産物、ラオ・ラオ(ラオスの米焼酎)、蛇酒・サソリ酒、など様々なものが売られている。
全てが手作りのラオス製ではなく、中国やベトナムの工業製品も売られているので注意。
このナイトマーケットは何も買わなくてもぶらぶら見歩くだけでも楽しい! 見歩いているとイロイロと欲しくなってくるけれど……
ラオスでカジノ?
ギャンブルはラオスのイメージとそぐわないかもしれないが、ラオスにはカジノも存在する。
・首都ビエンチャンの『ダンサバーン・ナムグム・リゾート(Dansavanh Nam Ngum Resort)』のカジノ
・ラオス南部サワンナケートの『サワンベガスホテル&カジノ(SAVAN VEGAS HOTEL & CASINO)』のカジノ
・ラオス北西部ボケオ(タイ・ミャンマーの国境に近いゴールデン・トライアングル地帯)の『キングス・ローマンズ・カジノ(Kings Romans Casino)』のカジノがある。
ラオスのアウトドア・アクティビティ
ラオス北部。少数民族の村へのトレッキング

ラオスには50近い数の民族が生活しており、ラオス北部の山岳地帯には特に多くの少数民族が暮らしている。
ボーケーオ県、ポンサーリー県、ルアンナムター県、ウドムサイ県といった北部地域のうち、ルアンナムターからのトレッキングが特に人気だ。
モン族、アカ族、カム族、タイダム族(黒タイ族)といった少数民族の村を訪れるトレッキングツアーに、ルアンナムターの旅行会社を通じて参加できる。
慣れない外国での山歩きだ。ガイドを雇おう。訪れる村によっては事前連絡やガイドを雇っていないとトラブルになる可能性もある。
なお個人ガイドを雇う場合、女性一人で男性ガイドを雇うというのは止めておいた方がいい。
ラオスで象に乗る!エレファント・ライディング
象に乗る! 象と言えばタイが有名だが、ラオスでも象に乗れる!

ルアンパバーン周辺でも象に乗ることができる。ルアンパバーンのホテルや旅行会社で頼んでみよう。
ルアンパバーン県の西にあるサイニャブリー県は象の国と呼ばれ、ラオスの象の75%が生息しているという。
サイニャブリーでは2007年から毎年2月に象祭りも行われている。
サイニャブーリー県の北にあるホンサーの町では、象に乗って山や丘を巡るエレファント・トレッキングも可能だ。
ラオスの大動脈・メコン川をボート・トリップ

古都ルアンパバーン~ラオス北西部フアイサーイとの間のボート・トリップが最もメジャー。定期船が出ている。
途中パークベーンの町で1泊し、12~14時間は乗り続ける長時間のボート・トリップだ。
山と山の谷間をゆったりボートで進みながらラオスの大自然を満喫し、夕方にはビールを飲みながらメコン川の夕陽を味わう。なかなか贅沢な時間だ。
なおこの航路には豪華なクルーズ船も運航されている。

古都ルアンパバーンからは片道一時間半ほどのボート・ツアーも出ている。パーク・ウー洞窟や周辺の村々を周るツアーだ。
1泊2日のボートツアーに参加する時間はないけどボートには乗ってみたい!という方に。
ラオスで洞窟探検
ラオスはあちこちに洞窟があって、冒険好きの血を騒がせてくれる。
上でも書いたルアンパバーン近郊のパーク・ウー洞窟や、バンビエンの町のタム・チャン洞窟(バンビエン・リゾートの敷地内)はアクセスしやすい。

カムムアン県のタム・コンロー洞窟は近年道路事情が改善されたことでアクセスしやすくなった。とはいえ首都ビエンチャンから車で片道6時間ほど掛かるのだが。
総延長約7.5kmの洞窟の中の川をボートに乗って進んで行く、冒険感満載の洞窟探検だ。
洞窟内ではラオス最大規模の巨大な鍾乳洞が美しくライトアップされている。
タム・コンロー洞窟への洞窟探検は、ビエンチャンやターケークの旅行会社などで申し込める。
↓はコンロー洞窟の探検動画。
2002年に発見されたウドムサイ県のチョー・ムオンの巨大洞窟は、その鍾乳洞が全長18.4kmにも及び、ラオスで一番美しいとも評価されている。
ウドムサイ県の県都ムアンサイで洞窟探検ツアーに申し込みができる。
ラオスのその他のアトラクション

洞窟探検の所でちらっと触れたバンビエンはルアンパバーンとビエンチャンの間にある町で、ナムソン川でのチュービングで有名になった町。
チュービングとはタイヤチューブを浮き輪のようにして川を下っていくアトラクション。楽しいのだが行程が長すぎて途中で飽きる場合もあるかもしれない。
バンビエンは今ではチュービング以外にバルーンフライト、ロッククライミング、カヤッキング、トレッキングなど多様なアクティビティが楽しめる町になっている。

またラオスは国土全体の14%を国立保護区に定めており、ラオス全土に20か所の国立保護区がある。
基本的にアクセスは悪いが、そういった保護区に行けばありのままの自然が堪能できるだろう。バードウォッチング愛好家にも最適。
首都ビエンチャンから近いプーカオクワイ国立保護区が最もアクセスしやすいだろう。
ラオスでのんびりする

ラオス南東部のシーパンドンの島々やラオスの田舎でのんびりする。
特に一日何もしないで本を読んだり散歩をしたりハンモックに寝転がったり。
エンターテインメントでもアクティビティでもないかもしれないが、ラオスで体験できる最高の贅沢ではないかと思う。
なんだか色々しんどくなったら、のんびりするためだけにラオスに行くのも悪くないと思う。

なお、シーパンドンの島々では運が良ければイルカ(イラワジイルカ。カワゴンドウとも)に会えることもある! 幸運を祈ります!