ラオス旅行の基本情報、費用、国データ、祝休日、ガイドブック!
ラオス旅行の基本情報
ラオスへの入国・ビザ・アクセス
観光目的で滞在日数が15日以内ならビザ(査証)は必要ない(ラオス入国時にパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上必要)。
15日より長く滞在するならビザが必要(ビザ無しで入国して現地で滞在延長は不可だが、隣国に出てラオスに戻ればまた15日滞在可能)。
空港や国境で30日間滞在可能なアライバルビザが取得可能。アライバルビザが発給可能な空港・国境は駐日ラオス大使館のページを参照。
ラオスへの直行便は?
現在は日本からラオスへの直行便のフライトはない(福岡-ビエンチャン直行便の就航が予定されているが、予定は未定)。
バンコクから乗り継いで行くのが一般的だ。所要時間は約7時間30分ほど(乗り継ぎの時間は含まず)。
ラオスと日本の時差
日本との時差はマイナス2時間。日本が正午(12:00)の時ラオスは10:00。
ラオス旅行のベストシーズンと気候。服装と持ち物は?
ラオス旅行の季節について。ベストシーズンは?
ラオス旅行のベストシーズンは11月~2月の乾季。雨量が少なく暑すぎず、旅行しやすい季節だ。夜は冷え込むこともあるので上着は必要。
3月~4月は暑季で非常に暑い時期となる。水かけ祭りはこの時期。
6月~10月は雨季で、降水量が多い季節。滝を見に行くなら雨季がいいだろう。水量が多く迫力のある滝を見ることができる。
暑季は暑さで外を歩くのがきつく、雨季は土砂崩れで道路が塞がる場合もあるが、旅行ができない季節はない。
ラオス旅行での服装と持ち物
衣類はカジュアルな動きやすい服装で大丈夫だが、寺院では肌の露出した服装を避けよう(ノースリーブやタンクトップ、短パンなどは避ける)。
襟の着いたシャツを一枚は持っていくといい。襟の有る服なら多少は格式高く見られる。
パスポートなど必需品以外であると便利な持ち物は、
- 虫除けスプレーやクリーム
- 日焼け止め
- 帽子
- 吸水性の良いタオル
- お腹の薬、風邪薬、かゆみ止め
これらは持っていきたい。乾季なら防寒具(雨季でもクーラー対策は必要)、雨季なら雨具も。
ちょっとしたお礼用に、個包装された日本のお菓子を持っていくのもいいアイディア。
ラオス旅行の日程。日数はどれくらい必要?
ツアーは3泊4日から。できれば4泊5日以上は欲しい。
ルアンパバーンやビエンチャンと、ベトナムやカンボジアの世界遺産(アンコール遺跡群やハロン湾)を組み合わせたツアーも多い。
個人でラオスに行くなら『何もせずのんびりする日』を入れておくといいかも。
ラオスは観光!観光!というより、のんびりゆったりぶらぶらする方が向いていると思う。
ラオスでの食事はどんな感じ?レストランの予約は必要?
露店・屋台といったお店や食堂は予約は必要ない(というかできない)。気軽に入って気軽に食べられる。
レストランもほとんど予約は必要ないが、人気がとても高いレストランなら事前に予約しておくと安心。
ラオス料理についてはこちらのページで紹介している。
ラオスの宿(ホテル)はどんな感じ?予約は必要?
ラオスの宿(ホテル)はバンガローのようなタイプ、ゲストハウス、ビジネスホテル、高級ホテル、ホームステイなど様々。
ホームステイや人気の集中するホテルは予約をしておいたほうが無難だろう。
とはいえ旅行者の集まるビエンチャンやルアンパバーン、バンビエン等には宿泊施設は数多い。
飛び込みでも泊まるところが全く見つからないということはまず無い。
ラオスのホテルをネットで予約するなら?
ネットのホテル予約サイトはラオスならagodaが強い。
Expediaは航空券とホテルのセットがお得な場合が多い。
ラオスの国内交通
◆ワットタイ国際空港(ビエンチャン)から市内への移動
・シャトルバス:
2018年から運行開始。空港と市内の中央バスステーションを結ぶ。200円程度。
・タクシーやバン:
空港のカウンターで先払いする。7~8USドル程度。
◆ラオス国内の交通・移動手段
・長距離:
バスか飛行機で。改善してきているが道路事情が悪いことも多い。時間が無いけどあちこち回りたい場合は飛行機も選択肢に入れよう。
・近距離や市内:
トゥクトゥク、タクシー、バス、ソンテウ(乗り合いの小型トラック。ドイサンとも)など。
トゥクトゥクの料金は交渉制。外国人は多少ふっかけられる事が多い。
DTACラオス観光情報局のページにもう少し詳しい情報アリ。
ラオスの電気事情
ラオスの電圧は220V、50Hz。電圧が日本と異なるので海外対応の家電製品でなければ使用できない。
コンセントの形状はA型(日本はこれ)またはC型。日本と同じ物もあるが異なる場合もある。変換プラグを持っていくのがよいだろう。
最近のスマホやデジカメなら海外の電圧にも対応している。コンセントとプラグの形が合えば充電は可能(念の為マニュアルなど調べた方がいい)。
ラオスでのスマホ・インターネット
ルアンパバーンやビエンチャンならホテルやカフェなどで無料のWi-Fiが普及している。地方でも大きな町ならホテルでWi-Fiが通じる場合は多い。
インターネットカフェもある。Wi-Fiが使えない場合などに利用しよう。
イモトアヤコでおなじみイモトのWiFiのような、海外用ポケットWiFiを事前にレンタルしてネットに繋ぐことも可能。
また、携帯電話会社の海外パケット定額を使ったり、長期滞在なら現地のSIMカードを購入してSIMフリースマホで使えば費用が安く抑えられる。
ラオスの習慣とチップ
仏教、お坊さん(僧侶)には敬意を払おう。女性はお坊さんに触れてはいけない。また、ラオスでは人の頭に触るのは失礼な行為にあたる。
基本的にはラオス人にはチップの習慣はない。高級ホテルや高級レストランではサービスがよければ小額のお釣りなどをチップとして渡してもいいかも。
ラオスの有名なお土産・名物
ラオスのお土産や名産品はこちらのページで紹介している。ご参考に。
JTBのお土産を購入できるサイトもあるが、ラオス土産はコーヒーのみ。今後の充実に期待したい。
ラオスの現地旅行会社
H.I.S.のルアンパバーン支店がある。ワット・シェントーンやナイトマーケットの近く。
ラオス旅行の費用とお得なお金の持って行き方
ラオス旅行の費用はどれくらいかかる?ツアーと個人旅行
●ラオスツアーの旅行費用
JTBのツアーで¥171,000~、H.I.S.のツアーで¥114,800~(旅行費用は時期等により著しく変わります。ご参考までに)。
ラオスへのツアーパッケージはタイへのツアーに比べ、やや高めの値段に設定されている場合が多いようだ。
●個人でラオスを旅行する場合の予算例
- 〇超節約旅行→宿泊500円(ゲストハウスのドミトリーベッド1台)~、食事は屋台で1日700円以下、なるべく歩いて交通費も抑える。一日2,000円以下の予算でなんとか
- ◎普通に旅行→宿泊3,000円(快適なホテル)~、食事は夜はレストラン、その他は軽く。移動はトゥクトゥクやタクシーで。これで一日8,000円以下
- ★リッチに旅行→宿泊15,000円(高級ホテル)~、食事は全ていい感じのレストランで、移動は全てタクシーや貸し切りの自動車。これで一日20,000円~
旅費としては上記にプラスして航空券代、空港までの往復交通費、お土産代、その他入場料など雑費が必要となる。
●ラオスへの航空券価格
Expediaなどでラオスへの航空券を見てみると、東京-ビエンチャンの往復が格安航空券で5万円前後から(価格は時期により大きく変動します。ご参考までに)。
ラオスに持っていくお金は?
ラオスの通貨はキープ(Kip。キップとも)。タイバーツやUSドルもそのまま使えることが多い。
ラオスでは『日本円→キープ』にそのまま両替が可能。ビエンチャンやルアンパバーンなら両替屋や銀行が町中にたくさんある。
空港の両替屋はややレート悪し。空港では当面必要な分だけ両替しておくのがいいだろう。
ラオスにはATMもある(通信エラーで使えない時もある……)。
ATMではクレジットカード(VisaかMaster)や国際キャッシュカード、海外用プリペイドカード等で現地通貨キープがそのまま引き出せる。
ラオスではBCEL(Banque Pour Le Commerce Exterieur Lao Public, ラオス外商銀行)のATMが比較的信頼できる。
一番お得なお金の持っていき方は?
手数料を考えると一番お得なのは日本円→キープに直接両替すること。ただし現金を大量に持つのは怖い。失くしたら終わり。
なのでラオスに持っていくお金は『日本円の現金+カード』の組み合わせがベスト。
私は海外へ行く時はいつもエポスカードを持って行っている。海外旅行保険が自動付帯なので。キャッシングもできるし(利息がかかるが……)。
ラオス。国の基本データ(国旗・人口・面積・民族・国歌など)
ラオスの基本データ一覧 | |
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人口 | 700万人(2019) |
面積 | 約240,000km²(日本の本州より少し大きい) |
民族 | ラーオ族(人口の半数以上)、そのほか約49民族 |
国歌 | ペーン・サート・ラーオ(Pheng Xat Lao) |
首都 | ビエンチャン |
宗教 | 仏教(上座部仏教)、キリスト教その他 |
通貨 | キープ(kip) |
公用語 | ラーオ語 |
国番号(Country Code) | 856(国際電話用) |
時差 | 日本の時間-2時間(日本が正午→ラオス朝10時) |
※ラオスの在ラオス日本国大使館や病院の正確な情報は、外務省のこちらのページをご覧ください。
ラオスの祝日・休日
1月1日 新年
3月8日 国際女性の日
4月中旬 ラオス新年(ピーマイ・ラーオ)※
5月1日 労働者の日(メーデー)
7月頃の満月の日 ワン・カオパンサー※
7月20日 女性同盟の日
10月頃の満月の日 ワン・オークパンサー※
11月頃の満月の日 タート・ルアン祭り ※
12月2日 建国記念日
※仏教関係の祝日は年によって異なる。他に6月1日子どもの日や10月上旬の教師の日などは、慣習的に休みになる企業・人もある。祝日に関係するお祭りはこちらのページでも紹介している。
ラオスのガイドブックと関連本
ラオスの旅行ガイドブックやラオス語の会話本
・『D23 地球の歩き方 ラオス』『D16 地球の歩き方 東南アジア』
定番の日本語旅行ガイド。
・『Lonely Planet Laos』『Lonely Planet Vietnam, Cambodia, Laos & Northern Thailand 』
多少英語ができるなら欧米の定番旅行ガイドのLonely Planetを。ロンプラは優しめの英語で書かれているので読みやすい。英語の勉強にもいい。
・FootprintやRough Guides
この二冊も定番の英語ガイドブック。
・ラオス語の指さし会話帳
1冊持っていると便利。
ラオス関連の書籍
・『ラオスの基礎知識 (アジアの基礎知識)』
比較的新しい(2018年10月)ラオスの概説書。
ラオスとはどのような国か? ラオスの歴史・民族・宗教・文化・政治・経済・日本や外国との関係がよく分かる1冊。
・『ラオス観光公式ガイド』
ラオス情報文化観光省監修の公式ガイドだが、少し古い(2013年1月)のが玉に瑕。
・『ラオスにいったい何があるというんですか? 紀行文集』
おそらくもっとも有名なラオス関連本だろう。村上春樹のネームバリューは強い。
とはいえこの本でラオスに触れられているのは一章だけ。他は別の国の紀行文になっている。