ウルグアイの見どころは?おすすめ観光地や世界遺産を写真付きで詳しく紹介!
4つの観光地スポットを中心に、ウルグアイの見どころを写真付きで紹介していく。
コロニア・デル・サクラメントをのんびり観光するのが特にオススメ!
コロニア・デル・サクラメント(世界遺産)
ラプラタ川をのぞむコロニア・デル・サクラメント(Colonia del Sacramento)はウルグアイ観光のハイライト。
このコロニアは、2015年まではウルグアイで唯一の世界遺産だった。
17世紀に建てられたと言われるサン・フランシスコ修道院(Convento de San Francisco)や1857年建築の灯台(Faro)など、コロニアにはウルグアイでも最も古い街並みの一つが残っている。
このため息通り(Calle de los Suspiros)のように、コロニアには時代を感じさせる雰囲気が残っている。
マヨール広場を中心とした旧市街を歩いていると、タイムスリップしたかのような気分が味わえる。
コロニアはラプラタ川に面した街だ。魚釣りをする人たちもいる。
入場料が必要な施設
- ●灯台(Faro)
- ●博物館(Museo)(チケットは8つの博物館に共通)
コロニアの歴史地区の中では、灯台(見晴らしが素晴らしい!)と8つの博物館は入場料が必要。高価ではないがご注意を。
コロニア・デル・サクラメントはのんびりとした世界遺産の街だ。
歴史地区の中心部だけなら半日とかからず回れる小さい街なので、時間が無ければアルゼンチンの首都ブエノスアイレスから日帰り観光も可能になっている。
でも、時間が許せばのんびりゆったり散策するのがオススメ。リラックスできます。
フライ・ベントスの文化的産業景観(世界遺産)
フライ・ベントス(Fray Bentos)の文化的産業景観は、リカルド・ヒューズが1858年に建設を始めた肉の塩漬け工場。その工場の様々な製品が世界中に「フライ・ベントス」の商標で販売された。
そして、冷蔵・冷凍技術の進歩により冷凍肉の輸出も可能になった。産業建築や住居といった様々な施設が形作るフライ・ベントスの景観は、食肉生産産業と深く結びついている。
加えて多くの国から移民労働者を受け入れたという国際的な結びつきも評価され、2015年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に指定された。
工場は現在広大な博物館になっている。
ウルグアイの首都モンテビデオ
ウルグアイの首都モンテビデオ(Montevideo)には、130万人以上の人々が暮らしている。
ウルグアイの人口は約347万人。つまりモンテビデオにはウルグアイ全体の3分の1以上の人達が集中していることになる。
また世界最大のヒューマンリソース・コンサルティング会社マーサーの調査によると、モンテビデオは南米で最も生活の質(QOL)が高い都市だという。
モンテビデオにはワールドトレードセンターやショッピングモール、ANTELタワー(ウルグアイで最も高い建築物)といった建物が連なる都会の部分もあるが、旅行者のメインは旧市街になるだろう。
写真はモンテビデオの独立広場(Plaza Independencia)。街で一番大きな広場だ。この広場から西には、旧市街のシウダ・ビエハ地区(Ciudad Vieja)が広がる。
旧市街にはウルグアイ最古の劇場であるソリス劇場(Teatro Solis)がある。ここではモンテビデオ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏や、ジャズやタンゴなどのコンサートが鑑賞できる。
他にも肉を焼くレストランが集まる市場もあり、旧市街には興味深い場所がたくさん集まっている。
またモンテビデオには、ガウチョ博物館、サッカー博物館、アンデス博物館、カーニバル博物館、国立視覚美術館といった博物館・美術館も多い。
さらにモンテビデオはビーチに近いので、暖かい季節には水泳も楽しめる。色々な楽しみがある街だ。
プンタ・デル・エステとウルグアイの海岸線
ウルグアイはビーチが有名だ。特にプンタ・デル・エステ(Punta del Este)から東は海岸線がブラジルまで続いていて、美しいビーチがいくつも見られる。
写真の巨大な指はプンタ・デル・エステの有名なモニュメント。たくさんの観光客がポーズをとったりジャンプしたり、楽しそうに写真を撮っている。
このモニュメントは半島の東側のビーチ・ブラバ海岸(Playa Brava)にある。こちらは波が荒い。逆の西側のビーチ・マンサ海岸(Playa Mansa)は波が穏やか。
プンタ・デル・エステの半島部の先端には港があり、多くの船が停泊している。
港ではオタリア(アシカの一種)にも出会える。季節が合って(8月~10月ごろ)運がよければ鯨に会える可能性も。
この港からオタリアのコロニーがあるロボス島やゴリッティ島への船が出ている(ロボス島はツアーでなければ上陸できない)。
ここでしか見れないお城のようなホテルも
プンタ・デル・エステの15km西には有名ホテルのクラブ ホテル カサプエブロ(Club Hotel Casapueblo)がある。
ウルグアイを代表する芸術家、カルロス・パエス・ビラローによる建築だ。
白く曲がりくねった外壁が印象深い。写真映えしそうだ。
このカサプエブロホテルは宿泊者でなくとも見学が可能(入場料が必要)。
プンタ・デル・エステ~~ブラジルまでの海岸の町や村
プンタ・デル・エステの海岸を東に進み、灯台のあるホセ・イグナシオを超えてロチャ県へと入っていくと、ラ・パロマ、カボ・ポロニア、プンタ・デル・ディアボロ、そしてブラジルへと続いていく。
ラ・パロマ(La Paloma)は小さい町だがサーフィンにベストなロケーション。サーフィン用品のレンタルも可能。
カボ・ポロニア(Cabo Polonio)は電力を発電機や風力・太陽光発電に頼っている小さな漁村。不便ではあるが、オタリアやアザラシが見られる。
プンタ・デル・ディアボロ(Punta del Diablo)はプンタ・デル・エステに比べると、のどかなビーチ。プンタ・デル・エステのパーティー感満載なビーチやクラブが苦手な人なら、こちらの方が向いているだろう。
プンタ・デル・ディアボロからさらに北へ進むと国境の町チューイ(Chuy)。ここには両替商やカジノがある。そこから先はもうブラジルだ(ブラジルへの入国はビザが必要)。
これら海岸沿いの見どころはどこも、夏のピークシーズン(12月のクリスマス~2月)には大勢の人が集まり物価(ホテル料金など)が跳ね上がる。
特に1月前半は人がめちゃくちゃ多くなって物の値段も高くなる。
逆に夏以外のシーズンは人が少なくなり物価も安くなる。オフシーズンには閉まってしまうホテルも多いので注意。
ウルグアイで温泉!?
ウルグアイの北西、アルゼンチン国境近くにウルグアイ第二の都市サルト(Salto)がある。この街の近隣に温泉がある。
- ・サン・ニカノール温泉
- ・ダイマン温泉
上記温泉にはサルトの街からシャトルバスもアリ。ともに温泉リゾートでホテルもあるが、日帰り入浴も可能(金、土、日曜日のみ)。
ウルグアイその他
宝石(アメジスト、瑪瑙)の採掘場がタクアレンボー県、リベラ県、アルティガス県にあり、観光できる。
最後に
〇〇を見るためだけに日本からウルグアイに行く!というような、目玉となる見どころがウルグアイには欠けているかもしれない。
隣国アルゼンチンやチリ、同じ南米のペルーやボリビアと比べると、ウルグアイは知名度が低く地味な印象だ。
そういったこともあって、相対的な評価でウルグアイの見どころ・観光地は2点としている。
しかしこのページで挙げたような見どころ・観光地もあるし、全体的にのんびりとした雰囲気がウルグアイの良いところだ。